私たちは京都のマンションの住人のゆるやかなネットワーク組織です。京都市の「新景観条例」の施行(2007年9月1日)により、多くのマンション(京都市内で約650棟)が条例上、「既存不適格」マンションになります。このことにより、既存のマンションの住人にとって、重要な不利益や被害が出ないよう、住人どうしの話し合いや、市民への訴えなど、様々な活動を行っています。
また、そのことより前に、もともとマンションそのものには「管理」という大きな課題があります。終の棲家としてマンションで快適な生活を送っていくためには、管理組合を積極的に運営していかなければなりません。良好なコミュニティ形成や健全な財政基盤整備の双方を確立し、安心して長く住める環境をみんなで作って行く必要があります。また、それらを着実に進めていけば、将来の建替えに見通しをつけていくこともできると思います。
それに加えて、マンション管理をマンションだけの問題として考えてばかりいてはいけないと思います。マンションが地域社会の一員としても積極的な役割を果たして行くことも、これから求められていくでしょう。
京都マンション管理組合懇談会は管理組合のネットワーク作りを行い、相互に教えあい、助け合う活動も行っています。